日本観賞魚フェアの金魚すくいでもらってきた金魚を、既存30cm水槽に導入してから、1週間が経過しました。もともと2匹の和金が住んでいた30cm水槽に、1匹の和金を追加したのですが、この導入の最後の締めくくりです。
■亜硝酸態窒素濃度と硝酸態窒素濃度
水槽に生息する各種バクテリアの働きで、金魚がしたフンは、アンモニア(猛毒)に分解され、アンモニアは亜硝酸態窒素(猛毒)に分解され、さらに硝酸態窒素(ちょい毒)に分解されます。
金魚を安全に継続飼育するためには、この「フンから硝酸態窒素までのバクテリア分解フロー」が出来上がっていることと、硝酸態窒素を取り除くための定期的な水換え習慣が肝になります。
特にバクテリア分解フローは、水槽内で生成されるアンモニアの量と、生息する各種バクテリアの数のバランスの上に成り立っています。
新しい金魚が投入されたことによって、このバランスが崩れます。崩れたバランスが、元に戻った(バランスした)かどうか、亜硝酸態窒素濃度と硝酸態窒素濃度のチェックをおこないます。
そして、既存水槽への導入は、バランスが元に戻ったことの確認をもって完了します。


亜硝酸態窒素濃度と、硝酸態窒素濃度を、1分で確認することができる「テストスティック4ミックス」(nisso社製)という道具があります。リトマス試験紙のようなものです。新しい金魚を導入して次の水換えの直前に確認します。私の場合、1週間に1回水換えが習慣になっているので、導入してから1週間後の水換えの直前に、亜硝酸態窒素濃度と硝酸態窒素濃度を確認します。
既存水槽に、テストスティック4ミックスを1秒間浸し、30秒経過したら亜硝酸態窒素濃度を確認。60秒経過したら硝酸態窒素濃度を確認します。
亜硝酸態窒素濃度がゼロということは、生成されたすべての亜硝酸態窒素が全て硝酸態窒素に分解されている、つまりバクテリア分解フローがバランスしていること意味しています。
また、硝酸態窒素濃度が安全な範囲内ということは、今の水換えペースで大丈夫ということを意味しています。逆に、危険な濃度まで達していた場合は、水換えのペースを短くする必要があるということになります。
亜硝酸態窒素濃度はゼロ。硝酸態窒素濃度は5ppmでした。これで一安心。
■アンモニアの量とバクテリアの数のバランス
水槽に入れられるエサの量で、フンの量が決まります。
フンの量で、生成されるアンモニアの量が決まります。
アンモニアの量で、生きていけるアンモニア分解バクテリアの数が決まります。
アンモニア分解バクテリアの数で、生成される亜硝酸態窒素の量が決まります。
亜硝酸態窒素の量で、生きていける亜硝酸態窒素分解バクテリアの数が決まります。
亜硝酸態窒素分解バクテリアの数で、生成される硝酸態窒素の量が決まります。
硝酸態窒素の量で、(それがどのくらいのペースで増えるか?で)水換えのペースが決まります。
エサから生成されるアンモニアの量と、アンモニアや亜硝酸態窒素を分解してくえれる各種バクテリアの数、そして習慣化されている水換えのペースがバランスしていることで、安全な水槽環境が維持されることが分かっていただけるでしょうか?
さて、エサの量から水換えペースが決まるフローをよく見ると、「金魚の数」は特に出てきません。金魚の数が増えようとも与えるエサの量が変わらなければ、理屈上はアンモニアの量が変わらないので、バランスは崩れないと考えられます。
しかし、金魚が増えればなんとなくエサの量が増えてしまうでしょうし、金魚の鰓(エラ)から大量のアンモニアが排出されるという話もありますので、金魚の数を増やすことは水槽の中のバクテリア分解フローのバランスが崩れると考えた方がよいと思われます。
したがって、エサの量をかえないとしても、亜硝酸態窒素濃度と硝酸態窒素濃度のチェックは実施したほうがよいと考えます。
テーマ:金魚 - ジャンル:ペット
- 2008/04/27(日) 09:00:02|
- 考える金魚飼育
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0